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First Penguin vol.19株式会社OneMile Partners・泉田良輔さんが語る「デジタルとリアルを繋げた 働く世代の資産運用」とは?

読了時間:約 4 分

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寿命が伸び、長い人生が続いていく現在、誰もが資産運用に目を向ける必要がある時代になりました。頭では理解しながらも、「お金の話は難しそう」「考えることを避けてきた」という人も多いのではないでしょうか。
そんな資産運用にもっと気軽に触れられるように初心者向けのセミナー開催や、個別の無料相談会を行っているのが、株式会社OneMile Partners(ワンマイルパートナーズ)です。現在の家計や資産保有状況、将来ありたい姿は人によって様々。その人に合った資産運用の方法を提案し、その後も一緒に歩んでいく会社です。

今回お話を伺ったのは、株式会社OneMile Partners代表取締役の泉田良輔さん。「お金に対する心配をどうにかしたい」と語る泉田さんに資産運用の始め方や、情報メディアとリアルコミュニティの連携、今後の展望について伺いました。

新しい分野に果敢に挑戦するスタートアップ経営者を未知なる海に真っ先に飛び込む1羽のペンギンになぞらえてインタビューする「First Penguin(ファーストペンギン)」。更新しているのは、Fintechに関連するプロジェクトやコミュニティ、施設を運営する株式会社FINOLABです。

「デジタルとリアルを繋げた 働く世代の資産運用」インタビュー斜め読み

ここではインタビュー動画本編より5つのやりとりを簡潔にまとめました。回答に対する泉田さんの思惑を深掘りしたい方は、ぜひ該当箇所がスポット再生されるURLよりご視聴ください。

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Q1. OneMile Partnersはどんなサービスを行っているのでしょうか?

A.「デジタルとリアルを掛け合わせながら、働く世代の資産運用をサポートしています。投資信託の種類やどんな運用が最適かなど、基本的な知識を身につけられる資産運用のセミナーを開催。そこで、資産運用を始めたいと感じた人が当社の店舗に足を運び、運用する金額や具体的な運用方法を個別にフィナンシャルプランナーに相談します。このセミナーと店舗はリアルの場ですが、セミナーの集客はオンラインで行っています」

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Q2.現在資産がなくても始められるものなのでしょうか?

A.「昨今、老後は2,000万円の貯蓄が必要という話が話題になりました。我々は月2万円から老後に向けて3,000万円を貯めようと言っています。今資産がない方でも月2万円からでも40年間しっかり運用すれば、3,000万円になる。時間をかけて複利を活用すれば可能です。運用期間は長い方が良いので、早く始めて定年までしっかり運用しようと。他の金融機関と異なる点は、すぐに相談できる相手がいること。運用を開始しても、結婚や出産など人のライフイベントは予測がつかないもの。その要素を常にデジタルで相談できる体制を整えています」

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Q3.初めて資産運用をする人が訪れる初心者向けセミナー。その先には何か描いている絵はあるのでしょうか?

A.「お金に関する心配は、友人や家族に相談できない人が多いんですよね。でも、そうした人もセミナーに来ると、隣の知らない人と話しているんですよ。家族や友人には相談しにくいけど、知らない隣の人には軽く話せる。こうしたお金に関して勉強するゆるいコミュニティができるんじゃないかなと思っています。皆さん最初はお金に対して不安を持っているのですが、ちょっと知ると『もっと知らない知識があるんじゃないか』と知識欲が出てくるんですよね。リアルのセミナーで入り口を広く開けつつも、会員の方には重要なコンテンツを提供するなどデジタルとリアルを掛け合わせながら、コミュニティの可能性もあるような気がしています

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Q4.なぜ金融に触れてこなかった人を対象に起業されたのですか?

A.「元々は日本生命で外国株式の運用を2年ほど行っていました。その後フェデリティに転職し、小型株とテクノロジーセクターの調査を担当することに。当時は機関投資家のアナリストとして企業の取材や収益の予想などを行っていました。しかし、退職した後、とある証券会社の支店に行くと『個人投資家には情報をあげられません』と言われ、機関投資家と個人投資家の格差を実感。これをきっかけに機関投資家の分析を閲覧できるWebメディア『ロンジン』を始めました。とはいえ、投資の情報を分かる人が限られてくる。情報を持っている人が有利な状況を変えてあげたいと、誰にでもわかるメディア『くらしとお金 LIMO』をスタートさせました。ただ、一方通行のデジタルだと具体的な運用方法など相談はできないので、リアルな場が必要と気づき、セミナーや相談もできるサービスを立ち上げました」

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Q5.OneMile Partnersとして今後の展望を教えてください。

A.「人の悩みはデジタルで一律に解決できるわけではなく、個人が相手をすることで初めて具現化するもの。会社としてはデジタルでスタートしましたが、リアルの必要性も実感しているので、両方を掛け合わせながら進めていければと考えています。現在、店舗は丸の内1店舗だけなのですが、将来的には全国に展開してお客さんを受け入れられる場所を増やしていきたいですね。ただ、そのときは生活導線に近い場所に店舗を出せれば。フィナンシャルプランナー一人と、アシスタント一人くらいで運営できる小さな店舗で困った時にすぐに相談できる存在でありたいなと思っています」

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