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First Penguin vol.15 クラウドクレジット株式会社・杉山 智行さんが語る「金融で世界をつなぐ、貸付型クラウドファンディング」とは?

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読了時間:約 4 分

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みなさんは投資にどんなイメージを持っていますか?「リスクがある」「お金儲け」など様々なイメージがあると思いますが、投資で世界に貢献できる可能性を考えたことはあるでしょうか?
そんな世界とつながる投資を現実にしているのが、クラウドクレジット株式会社です。世界には「アフリカの村に電気を通す」など社会性の高いスタートアップがたくさんあります。日本に限らず、こうした取り組みをする海外の人や事業者のローンに投資することも可能なのです。自分が応援したい海外の人や事業者へのローンに投資し、投資家の資産形成と世界の成長をつなぐ。クラウドクレジット株式会社は、そんなプラットフォームを運営しています。
今回お話を伺ったのは、クラウドクレジット株式会社代表取締役の杉山 智行さん。「金融で世界をつなげるのが、当社のミッションです」と語る杉山さんに、前職で感じた投資構造の矛盾、そこから目指した世界、リスクが高いといわれる投資でのリスク管理について伺いました。

新しい分野に果敢に挑戦するスタートアップ経営者を未知なる海に真っ先に飛び込む1羽のペンギンになぞらえてインタビューする「First Penguin(ファーストペンギン)」。更新しているのは、Fintechに関連するプロジェクトやコミュニティ、施設を運営する株式会社FINOLABです。

「金融で世界をつなぐ、貸付型クラウドファンディングとは?」インタビュー斜め読み

ここではインタビュー動画本編より5つのやりとりを簡潔にまとめました。回答に対する杉山さんの思惑を深掘りしたい方は、ぜひ該当箇所がスポット再生されるURLよりご視聴ください。

▼最初から再生する

Q1. まずは、クラウドクレジットのサービスについて教えていただけますか?

A.「インターネット上でお金を借りたい方と貸す方をマッチングする『貸付型クラウドファンディング』をしています。通常は国内の貸し手と借り手をマッチングするサービスが多いのですが、当社は借りている方がアジアやアフリカ、ラテンアメリカ、東ヨーロッパと新興国の金融機関が多いという特徴があります。投資する側は、年収300〜1,000万円ほどの一般投資家が多く、一人当たりの出資額は平均75万円程度。ネット証券での株式投資や投資信託など、もともと投資に親しんでいる人が多いですね」

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Q2. 起業のきっかけを教えてください。

A.「ロイズ銀行というリテール中心のイギリスのメガバンクに在籍していた頃、投資の構造的な矛盾を感じたからです。リーマンショックの余波が終わって落ち着いてきた頃、預金と貸すお金のギャップが30兆円くらいあったんです。普通預金で金利が1%になってしまったこともありました。同じ先進国でも国が変わったら、メガバンクでも金利が1〜2%もつく世界もある。日本人にも日本とは異なるリスクプロファイルの投資機会があることを知って欲しいと思うようになりました。だからこそ、クラウドクレジットではン年利3.9〜12%の高い利回りを保ち、資産を複利で増やすことを目指す機会を設けています」

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Q3.リスクが高い新興国の事業に対するマネジメントはどのように行っているのでしょうか?

A.「マネジメントとガバナンスを点数化して判断しています。一定水準以下の結果が出たら、どんな面白い事業をやっていてもお金を貸しません。そこは、人様のお金を使って運用するわけなので、慎重にならざるを得ないですね。人間の判断でやるよりも、思い込みを消し去ってスコアを付け数値化した方が、新興国と相性がいいみたいです。海外の人や事業とやっていると、数字は嘘をつかないことを実感しますね。以前は証券会社のリスクファンドにいたので、リスク管理は徹底的に叩き込まれました。結果論ですが、この時の経験も今の自分に役立っています」

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Q4.大手銀行との住み分けはどのようにされているのでしょうか?

A.「預金を取り扱う機関は、歴史上の教訓から一定以上のリスクを取らない傾向にあります。こうした健全な金融機関の周りには、自然と社会が出来上がっていきます。しかし、新興国の場合はこうした大手銀行がリーチできる層が人口の20%くらいしかないんです。残りの80%にリーチできません。中には、まともに自立自走できるのに、銀行の仕組みが合わないから、デット調達をするのが難しい人や事業者もいます。こうした層にリーチをかけるのが当社。大手銀行の層とは、レイヤーが違うイメージですね」

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Q5.これから、どんな世界をつくっていきたいですか?

A.「当社のミッションは、金融で世界をつなぐこと。より多くの資金需要者にお金をつけられる未来を作っていきたいです。そのためには、資産運用のツールとして、多くの投資家の方に使っていただくことも大切。株式は、2〜3年で見ても、良いときと悪いときの差があるもの。ユーザーが見て感じて、サービス提供者としていかにサポートを提供できるかにかかっていると思っています。お金は一生懸命働いて得る対価。手に汗を握らない程度の投資で着実な資産形成を行っていただくために、リスクを軽減する分散投資は有効です。例えば、自動投資機能やロボットが投資先を大量に分散するようになったらいいなと思っています」

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