「SDGs」という言葉が広く知られる様になったものの、SDGsが掲げる17の目標に企業としてどんな取り組みが可能なのかイメージできていない方もいるだろう。
そもそも「SDGs」は、17の目標から取り組み内容を考えるのではなく、帰納法的に何らかの具体事象を起点に取り組むべきことを考えるほうがわかりやすいのかもしれない。
今回紹介する、”気候変動対策”や“海の豊かさ”につながるウニノミクスや、”クリーンなエネルギー“の実現を目指すクリーンプラネットは、共に「3.11」がきっかけとなり生まれている。 未来に目を向けると「パンデミック」がきっかけとなり生まれる企業もあるかもしれない。
xTECHウェブサイトで過去に取り上げたインタービューやコラムの中から、参考になる事例や考え方の記事を厳選してご紹介する。
環境課題の解決と事業成長は両立できるか?
https://xtech.mec.co.jp/articles/6147
環境改善とビジネスの成功を両立は不可能なのか?に対しての答え。
これまで多くの「社会起業家」がさまざまな社会課題に挑戦してきたが、ビジネスとして大成したケースはまだまだ多くはない。それを覆す可能性を秘めているがノルウェー発のスタートアップで、「ビジネスが成長するほど、環境課題が改善されていくビジネスモデル」を掲げているウニノミクス。
もっとも安全でクリーンな発電方法の実用化に奔走
https://xtech.mec.co.jp/articles/4488
クリーンプラネットが取り組む「量子水素エネルギー」は、水素を燃料としながら、ガソリンの1,000倍以上という莫大なエネルギー密度をもたらす次世代のクリーンエネルギー技術。
理論は構築されていないものの、クリーンプラネットは再現性をもって現象を起こす方法を確立している。まだ実用的とは言えないまでも、条件さえそろえば同じ量のエネルギーを安定的に生み出すところまできている。
SDGs推進には「なぜ必要か」提示し続ける必要がある
https://xtech.mec.co.jp/articles/4154
「SDGsを推進する部署を立ち上げることになったけれど、どこから取り組めば分からない」と悩んでいる担当者へのヒント。
企業はどのようにSDGsに取り組めば良いのか?三菱地所、農林中央金庫、日本経済新聞社及び日経BP等が実行委員会形式により進めるプロジェクト「大丸有 SDGs ACT5」と、その一環で開催された「大丸有SDGs映画祭2020」から考える。
スタートアップこそ「地球環境」に対して取り組める
https://xtech.mec.co.jp/articles/5621
カーボンニュートラルや環境問題、原材料などの生産現場での児童労働や低賃金の問題などは既存の事業者にとっては、対応が難しい課題だ。大企業にとっては、課題は認識しつつも、急には大変革できないとなる場合が多い。大きな船が方向を変えるには時間がかかる。そこで、スタートアップの出番となる。しがらみなく、ゼロから何が理想かを考えることができるため、大企業が取り組みにくい分、スタートアップにチャンスがある。
SDGsを具体的にイメージするための記事を紹介した。
今後継続して、世界的に注目を集め、大きなアジェンダであり続けるSDGsについて、改めて考えていきたい。